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အကောင်းစားရှူး | Kyushu တွင်နေထိုင်သော နိုင်ငံတကာကျောင်းသားတစ်ဦးမှ ရိုးရာလက်မှုပညာ၏ တကယ့်အတွေ့အကြုံများနှင့် စိတ်လှုပ်ရှားဖွယ်ရာအကြောင်း အစီရင်ခံစာ

KHINE MYAT PHYU
HASAMI 鋳込み見学
長崎県の波佐見町では、長崎国際大学の学生たちが日本文化の現地体験を通じて学ぶプログラムに参加しました。波佐見町の焼き物づくりは昭和時代から始まり、当初は手作業での製造が主流でしたが、現在ではガス窯を使った生産に変わってきています。それでも、町の一部では今も昔ながらの方法で焼き物づくりが続けられており、7軒の窯元が現在も稼働しています。
最初に、学生たちは波佐見の窯元を訪れ、焼き物づくりの現場を見学しました。その中で、現在のデザイン性や実用性が求められる焼き物の世界においても、職人たちが手作業の技術を守りながら製作している様子を学ぶことができました。

焼き物の伝統を学びながら、自分自身の感性や考えを活かして作陶するという体験は、学生たちにとって貴重な学びとなりました。実際に土に触れ、自らの手で作品を作ることで、焼き物文化の奥深さを肌で感じることができたようです。

このプログラムでは、「鋳込み(いこみ)」と呼ばれる成形技法を体験することができました。鋳込みによる成形は、液状の粘土を型に流し込んで成形する技法で、波佐見焼の製造工程のひとつとして重要な役割を担っています。この鋳込みの作業を教えてくださったのは、藤田先生です。先生のご家族は90年以上にわたり焼き物づくりに携わってきたと伺いました。
藤田先生のご説明によると、もともとは熊本県で型による成形を学ばれたそうです。熊本での経験を活かし、現在は波佐見で型成形の技術指導をされています。型成形では、正確な寸法管理が求められるため、原型のサイズがほんの少しでも誤っていると、焼成後に仕上がりが大きく変わってしまうとのことでした。
鋳込み用の型を作る際には、焼成での縮みを考慮して、たとえば仕上がりサイズが3寸(約9cm)であれば、元の型は3寸2分(約9.7cm)程度に設計するそうです。また、焼成温度は約1300度であることも学びました。

OEM(Original Design Manufacturing)による製造技術が活用されている波佐見焼の工房では、地域に根差した伝統を受け継ぎながらも、独自の創造性を加えた製品づくりが行われていました。
最初に取り組んだ型成形では、鋳込み技法による繊細な仕上がりに感動し、自分だけのオリジナル作品が形になる喜びを実感することができました。

今日の昼食は、自分たちで成形したお皿を使って、手作りのピザをいただきました。ピザ窯は、以前に波佐見焼の型成形で使用されていた窯を再利用したもので、今ではピザ専用の窯として活用されているそうです。
ピザの生地はまず手で薄くのばし、そこに具材を自由にのせていきました。もちもちとした食感と美味しさが絶妙な、自作のピザを楽しむことができ、文化体験としても大変貴重な時間となりました。
