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KHAN LALAIN IQBAL

子ども時代の残響:音とアートでつながる心

KHAN LALAIN IQBAL

子ども時代の残響:音とアートでつながる心


 子どもはみんな、とても好奇心旺盛な存在です。おもちゃをカチャカチャとぶつけたり、棒を手すりにこすりつけたり、身の回りのあらゆるもので即席の楽器を作ったり。この自然な好奇心と無邪気な遊び心は、成長とともに多くの人が失ってしまいます。


 でも、11月2日、この日私たちは再び子どもに戻ったような気持ちになれました。この日は、大人の世界の悩みを一度忘れて、ただただ楽しい時間を過ごせたのです。片隅町をめぐる中で、先生方が音と音楽の世界を紹介してくださいました。


 私たちの一日は、竹の楽器を手作りするワークショップから始まりました。好きな竹を選び、のこぎりで切り、穴を開け、バチを作り、最終的には2種類の音色が出せる楽器が完成しました。この竹の楽器はその日一日中、私たちの「相棒」になりました。


 昼食には200円の鹿カレーを美味しくいただき、その後はアート展示へ。そこで行ったのが、「自由な音楽づくり」という活動です。とても興味深いもので、20~30人が竹の楽器を手に取り、思い思いに音を鳴らしました。最初はただの騒音のように聞こえたのですが、時間が経つにつれて不思議と「音楽」に聞こえてきたのです。混沌の中から秩序が生まれ、音のパターンが進化していくようでした。


 その後は町の中をめぐるツアーへ。自然や街の構造と関わりながら音を奏でる楽器たちを見て回りました。風の力で音を出すものもあれば、棒を打ちつけたり石を落としたりして音を作るものもありました。日常の中にある構造物やシンプルな楽器から、こんなにも豊かな「驚き」が生まれるのかと、感動しました。


 イベントのハイライトの一つは、片隅フェスティバルのアーティスト展示でした。特に心に残ったのは渡辺先生の展示です!その作品数の多さに驚き、日々の生活の中にアートが深く根付いていることを感じました。先生にとって、芸術家であることは生き方そのものなのだと実感しました。先生のアートがプリントされたバッジまでいただきました ><また、海で見つけた貝などの素材を使って独創的なミニ彫刻を作っているアーティストや、子どもの絵をもとにぬいぐるみを制作していたアーティストの展示もありました。さらに、日本の伝統的なスタイルで猫を描くアーティストのポストカードを2枚購入しました。


 1日の終わりには先生方が美味しい唐揚げをごちそうしてくださり、みんなで一日の体験を振り返りました。帰りの電車が出る20分前には、地元の方々と一緒に伝統舞踊にも参加できました。

 たくさんの催しの中で一緒に踊るのはとても楽しかったです。帰りの電車の中で、朝寝坊してしまったことなど忘れてしまうほどの満足感に包まれていました。この日に参加できて本当によかったと思いました。






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レポート言語:

英語

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