top of page
< Back

EI THINZAR KO

長崎県波佐見町への3日間の研修旅行

長崎県波佐見町への3日間の研修旅行

長崎ジュニアカレッジの2年生である留学生の一人として、卒業前に先生方や友人、他大学の学生たちと一緒に文化交流の一環として、波佐見町へ3日間の研修旅行に行きました。



第1日目の研修内容

波佐見町は陶磁器の産業で有名な町です。陶磁器の歴史は約400年前にさかのぼります。昔は薪を使って陶器を焼いていたことが、町に入ると目にする煙突の跡からもわかります。その煙突は今でも破壊されずに残っています。



まず最初に、波佐見町の「TAKAYAMA」社で陶器の製造過程を学びました。現在、「TAKAYAMA」社では最新のガス窯を使い、22時間もかけて陶磁器を焼き上げていることを知りました。

とても規則正しく陶器に絵付けや釉薬が施され、美しく丁寧に仕上げられている様子を見学し、学ぶことができました。




昼食には、自分たちでピザを作って食べました。

自分でピザを作って食べるのは初めての経験で、また薪の窯でピザを焼くのを見るのも初めてでした。





昼食後は、陶器を作る体験もさせてもらいました。初めての挑戦だったので、自分にできるかどうか少し不安もありましたが、先生の丁寧で熱心な指導のおかげで、最後には自分の手で作った小さな器を完成させることができました。

実際に陶器を作っている人たちの、根気強さや壊れないように細心の注意を払う姿勢がよくわかりました。

初日の研修でこうした体験ができただけでも、職人さんたちの繊細な創造力に心から感心し、尊敬の念を抱きました。



二日目

まず最初に、長崎県波佐見(はさみ)町の歴史や文化を紹介する博物館を見学する機会がありました。そこに入った瞬間、ただの博物館というよりも、まるで一軒の家に招かれたかのような温かい感覚を受けました。実は、その博物館は「波佐見元(はさみもと)さん」という方のご自宅を改築して作られているのです。



博物館の中には、時代ごとの文化の流れや、歴代の波佐見焼の陶器が展示されていました。分かりやすい説明書きもあり、非常に理解しやすかったです。また、恐竜の頭蓋骨の模型も展示されていました。




その後、波佐見町の飲食店でよく見られる食品サンプルの製作所も訪れました。そこで、自分自身でミニパフェの食品サンプルを作る体験をさせてもらいました。そのお店には様々な種類の食品サンプルが展示されていて、入った瞬間にその斬新で美しい作品に驚かされました。




このお店を見学するだけで、その食品サンプル製作の技術を学び、実際に作る体験ができたことで、作り手一人ひとりの努力や技術に対して尊敬と感動の気持ちが湧きました。自分で作ったミニパフェのサンプルを手にしたときの喜びは言葉にできないほどでした。


その後、TAKAYAMA(高山)社に戻り、既に準備されていた陶器の皿や湯飲み茶碗に、自分の好きなステッカーを選んで貼る体験もしました。ステッカーの貼り方もきちんとした手順があり、先生が根気強く丁寧に教えてくださったおかげで、自分の手で完成させた湯飲みは、波佐見町の陶芸の思い出としてずっと心に残る宝物となりました。



 その日の昼食は、TAKAYAMA(高山)社が新しくオープンする飲食店から用意してもらったお弁当をいただきました。


 昼食を終えた後、波佐見町の長い歴史の中で、この町の生活を支えてきた陶磁器や陶器製造業が証明できる小川のほとりまで足を運びました。その小川の中には陶磁器の破片が非常に多く散らばっていて、その光景は小川の美しさを演出しているかのようで、とても驚くほどでした。


 集めた陶器の破片を専門家に見せ、その破片がどの時代のものなのか、いつ頃のものなのかを詳しく教えてもらいました。1600年以上前のもの、約800年前のもの、希少な品物、江戸時代のもの、明治時代のもの、そして比較的新しい時代のものまで、ひとつひとつの時代背景や歴史を丁寧に説明してもらい、非常に感銘を受けました。

このような経験を通じて、波佐見町の歴史をより深く理解し、はっきりと知ることができました。



 その後、自分で採取した陶器の破片の中から気に入ったデザインのものを選び、それを持ってTAKAYAMA(高山)社の休憩所に戻りました。会社の社長の指導のもと、その陶器の破片を使って紐を編む(組む)作業を行いました。


 家に帰ってから考えたことは、この旅に参加していなければ本当に後悔していただろう、ということでした。この思いがまず最初に頭に浮かびました。





三日目

その日はまず最初に、陶器の成形(日本語で「轆轤(ろくろ)」と呼ばれます)という作業から始まりました。陶器になる前の状態(まだ焼かれていない陶土の状態)で、すでに形作られた器の上に、自分の好きな絵や模様を下絵として描いていくという工芸技術です。




この技術は、波佐見(はさみ)焼きの陶器づくりにおける特別な伝統工芸のひとつであり、その成形作業を体験することができました。ずっとその場所を離れず、一日中夢中になって描いていたくなるほど、興味深いものでした。




さらに、陶器の形がまだ完成していない、陶土の状態の小さな猫の置物にも、絵付けを施しました。形を整えた陶器に色付けをしていく工程です。



その後の昼食は、自分で作った日本風の麺料理に揚げ物を添えて食べました。この体験も忘れられません。普段は出来合いの麺料理を温めて食べるだけだったのですが、その場で自分の目の前で作られる工程を見て、一つ一つ自分の手で作り上げて最後に食べるという体験は、この旅で初めての経験でした。


 最後に、波佐見町の責任者の方々と波佐見町の歴史や経済活動、国内外の工芸品の種類や違いについて意見交換をする機会がありました。


 3日間の波佐見町での学びや体験した工芸技術を通して、職人の皆さんの技術や心意気に心から敬意と感謝の気持ちを抱いています。


 波佐見町での3日間の研修旅行は、初めての体験ばかりで多くのことを学ばせていただきました。これも波佐見町の株式会社高山の社長様や関係者の皆様、そして地元の方々や先生方のおかげです。心より感謝申し上げます。


Report

​レポート言語:        

ミャンマー語

©2025 Craft Kyushu / This website is made by Crystal Wei

bottom of page