top of page
< Back

Alexa Solis

大川見学を通して学ぶ、日本のインテリアデザインの魅力

英語

「創造力は使い切るものではない。使えば使うほど、さらに豊かになっていく。」

この言葉を、私はTerrazaにあったコンテナバンの一つで目にしました。そしてこの言葉は、「日本の創造的なインテリアデザインの街」と呼ばれる大川への1泊2日の研修旅行を、とてもよく表していると感じました。


最初は、単なる学びのための見学旅行だと思っていました。しかし実際には、職人技や歴史、文化、そして多くの刺激に満ちた、忘れられない経験となりました。オンラインでの事前準備が始まったときから、別府へ戻るまでの間、すべての活動を通して、創造力が単に物を形づくるだけでなく、地域社会や人々のアイデンティティにも大きな影響を与えていることを深く実感しました。



旅の準備


旅行の前に、私たちは他の参加者とオンラインで顔合わせを行いました。短い自己紹介の時間でしたが、この最初の交流によって、お互いのことを少し知ることができ、これから始まる旅への期待も高まりました。


また、この準備の段階で、大川が「日本の家具のまち」として知られていることを知りました。そのため、このまちがどのようにしてその評価を築いてきたのかを実際に見られることが、さらに楽しみになりました。


旅行当日は、別府から福岡を経由して大川へ向かいました。移動中も、旅そのものがすでに一つの経験であるように感じ、わくわくした気持ちで過ごしました。大川に到着すると、長崎国際大学と長崎短期大学の学生たちと合流し、ようやく参加者全員がそろいました。新しい人たちとの出会いは旅に温かさを加え、全員で一つの学びの時間を共有しているように感じられました。



職人技から学んだこと


最初の主な訪問先は、家具づくりに使われる木材について学ぶことができる植木産業でした。そこでは、家具に主に使われる木の種類や特徴について説明を受けました。


私は、家具づくりの一つひとつの工程に、どれほど多くの時間と手間がかけられているのかを知り、とても興味を持ちました。木の中には、加工のために伐採されるまで20年から30年かかるものがあり、種類によっては50年から60年もの年月を経て使われるものもあると知りました。


さらに印象的だったのは、ある世代が木を植え、その木を次の世代が伐採し、活用していくという考え方です。そこには、持続可能性や責任を大切にする、長期的なものづくりの姿勢が表れていると感じました。


また、木材が山間部から集められたあと、3か月から6か月ほど天日で乾燥され、その後、乾燥室に入れて含水率を約10〜15%まで下げることも学びました。


その後、木材は切断され、接着、研磨、穴埋めなどの工程を経て、部品として組み立てられたり、家具の形へと仕上げられたりします。


この工程を見たことで、家具は単に日常生活で使うための物ではないと感じました。家具は、時間をかけた丁寧な作業、職人の技術、そして素材への深い敬意によって生み出されるものなのだと実感しました。




素材を大切にしているだけでなく、作業の進め方にも高い意識が向けられていました。現場では、5Sを取り入れた無駄の少ない生産管理が行われており、正確な測定も徹底されていました。


さらに、見た目や寸法だけでなく、木材や製品の香りまで確認されていることを知り、とても驚きました。このような細やかな配慮から、ものづくりに対する真剣な姿勢を感じることができ、本当に素晴らしいと思いました。


記念に、みんなで集合写真を撮りました!
記念に、みんなで集合写真を撮りました!

組子の美しさ


植木産業を訪れた後、私たちは新田原建具製作所を訪問し、組子づくりについて学びました。この見学は、今回の旅行の中でも特に印象に残ったものの一つでした。


組子は単なる技術ではなく、日本の長い歴史に根ざした芸術の一つでもあると感じました。そこには、完成形を思い描く力、長年の訓練、正確な作業、そして想像したものを実際の形にする力が必要とされています。


さらに驚いたのは、展示されていた美しい作品と、その価格でした。価格を聞いたときはとても驚きましたが、その作品に込められた職人の技術、制作にかかる時間、そして専門的な経験を知ると、その価値にも納得できました。


この経験を通して、伝統的な技術は大切に受け継がれるだけでなく、美しく価値のあるものへと発展させることができるのだと感じました。



写真では伝えきれないほど美しい組子のデザイン
写真では伝えきれないほど美しい組子のデザイン

地域文化、歴史、そして体験を通した創造性


二つの会社を見学して感動した後、私たちは昼食のために大川TERRAZZAへ行き、有名な唐揚げをいただきました。そこで、大川の唐揚げは他の地域のものとは異なり、特製のたれに漬け込まれていることを知りました。


また、私が特に興味を持ったのは、大川では家庭で唐揚げを作るのではなく、買って食べる文化があるという点です。このような小さな違いからも、食べ物がその地域の特徴や人々の暮らし方を表していることを感じました。


さらに、私たちは酢を炭酸水で割った飲み物も試飲しました。思っていた以上にさっぱりとしていて、とてもおいしかったです。酢にさまざまな味があり、飲み物として楽しめることは、私にとって意外な発見でした。この体験を通して、地域の産品は想像以上に創造的で、多様な形に発展できるのだと感じました。


昼食の後、私たちは大川の歴史や船、そして大川がどのようにして日本の家具のまちになったのかについて説明を受けました。私が特に意味深いと感じたのは、大川が家具の分野だけでなく、インテリアデザインの分野でも先を目指しているという点です。このことから、大川は伝統を守るだけでなく、未来に向けて発展しようとしているまちなのだと感じました。


その後、私たちは実際にものづくりを体験しました。組子の技法を使ったコースターやペン立て、さらに好きな言葉を刻印した小さな椅子などを作りました。この体験は、今回の旅行の中でも特に楽しい時間でした。見学で学んだことを実際に自分たちの手で試すことができたからです。


自分の手でものを作ることで、この経験はより身近で記憶に残るものになりました。そして、機会があればまた体験してみたいと思いました。


大川の魅力を学び、ものづくりも体験できた貴重な時間でした。本当にありがとうございました。
大川の魅力を学び、ものづくりも体験できた貴重な時間でした。本当にありがとうございました。

景色と文化にふれた時間


午後には、全員で有名な筑後川昇開橋を訪れ、美しい夕日を眺めました。その静かな時間は、今回の旅にまた違った印象を与えてくれました。それまでに体験したことを、ゆっくりと心の中で整理する時間のようにも感じられました。


その後、私たちは宿泊先である旅館「三川屋」にチェックインしました。旅館はとても美しく、女将の久子さんが温かく迎えてくださいました。用意していただいた和風の夕食と朝食も素晴らしく、宿泊の時間をより特別なものにしてくれました。


夕日を眺めながら、みんなで橋を歩いた心温まる時間
夕日を眺めながら、みんなで橋を歩いた心温まる時間


2日目には、旧吉原家住宅で茶道を体験しました。あわせて建物の中も見学し、その建築や職人技について学びました。


その後、私たちは小保・榎津の藩境のまちを訪れ、その歴史や藩境について説明を受けました。これらの見学を通して、建築や地域の空間は、歴史を今に伝える大切な記録のような役割を持っているのだと感じました。


初めて本格的な茶道を体験しました。とても貴重で、心に残る時間でした。
初めて本格的な茶道を体験しました。とても貴重で、心に残る時間でした。

この屋敷の主人として、ここでお客様を迎えるとしたらどのような気持ちなのだろうと想像しました。
この屋敷の主人として、ここでお客様を迎えるとしたらどのような気持ちなのだろうと想像しました。



雨が降っていましたが、昔ながらの町並みを感じながら歩く時間は、思った以上に心が落ち着くものでした。
雨が降っていましたが、昔ながらの町並みを感じながら歩く時間は、思った以上に心が落ち着くものでした。


歴史的な建物の保存と現代的な活用


私たちは、古い家屋をAirbnbやホテルなどの宿泊施設として改修している場所も見学しました。この見学は、私にとって特に興味深いものでした。なぜなら、歴史的な建物を保存しながら、現代の用途に合わせて活用する方法を知ることができたからです。


古い建物をそのまま失わせるのではなく、新しい役割を与えることで、大川はその建物に再び命を吹き込んでいるように感じました。また、そこには大川ならではのインテリアデザインや職人技も生かされており、伝統と現代の活用がうまく結びついていると感じました。


その後、私たちは庄分酢の醸造所と高橋家住宅を訪れました。そこでは、代々受け継がれてきた多くのひな人形を見せていただきました。また、庄分酢の商品や、高橋家に伝わる独自の歴史についても学ぶことができ、とても印象に残りました。


私にとって、酢の醸造所に入るのは初めての経験だったため、とてもわくわくしました。その後、私たちのグループは酢のドリンクをとても気に入り、もう一度買いに戻りました。この見学を通して、地域の産業がそのまちの個性や観光体験の一部になっていることを実感しました。

©2025 Craft Kyushu / This website is made by Crystal Wei

bottom of page